正直、絵心は全くない方だと思います。でも面白いことに打ちっぱなしのように見せる加工は自分にピタッとはまって！この作業が難しいのは、色を付けた時は見えなくて、後でじわじわと柄が浮かびあがってくること。感覚的にやっているのですが、周りの方から高い評価をもらっています。実は私、最初は仕事を面白いと思っていませんでした。
うまくいかないことの方が多くて…。
けれども3年目のある日、「やってみない？」と言われてやったのが、この特殊塗装でした。多種多様な塗装を扱っている会社なので、色々チャレンジしてみたら自分にハマる技術と、きっと出会えると思います。
みんなができることではないからこそ、“できた”時は楽しいですし、色んな人から求めてもらえるのが嬉しいですね。

私は高校卒業後、塗装の仕事をしようと決めていました。家族がその仕事をしていたのもありますし、目的もなく大学に行くよりも早く働いて技術を身につけたかったんですよね。それを先生に相談したところ、紹介してもらったのがコーケンでした。色んな塗装を扱っているコーケンは、新しいモノが好きな自分にまさにうってつけ。「大変」よりも「面白い」が勝って、どんどん技術を身につけていっています。
特に得意なのが吹き付け塗装。
ムラができないようにスピード感を持って、一発勝負で仕上げていくのは簡単ではありません。だからこそ、その腕を重宝してもらっています。
次は“貼りもの”と呼ばれるジャンルをマスターしたいと考えています。
コテを使ってタイルを貼ったりするので、塗装というより左官屋さんに近いかもしれないですね。こうして“できる”を次々と増やしていきたいです。